大和・町家バンクネットワークとは

奈良県(大和)内には、橿原市今井町、宇陀市松山地区、五條市新町地区などの重要伝統的建造物群保存地区だけでなく、伝統的な町家や歴史的な町並みを有する地区が多数存在しています。

伝統的な町家建築は、日本の風土に適した建て方で 奈良の風景に溶け込み、日本の伝統文化を現代に伝えています。そして、伝統的な町家がいまも息づく地区とは、人と人との繋がりが深く、地域コミュニテイも機能するなど、現在の日本社会にとって非常に貴重な存在であるとともに、これからの持続可能な、安全安心な社会をめざすものにとって、有効な示唆を与えるものと考えられ、近年、非常に多く注目されるようになっています。

しかし、近年、空き家や空き地の増加、またその老朽化の進行により、良好な景観が失われ、地区の活性化、安全性が阻害されています。また空き家の増加は、地域コミュニティの危機へと結びつくものとなっています。

近年、伝統的な町家、町並みに対する価値が見直され、町家に住みたい、町並みが好きだという人々も増加しつつあり、県内各地区では、住民主体のまちづくり活動が行われ、それぞれ独自に、町家の利活用するために、ユーザーとオーナーとの橋渡しなどの取り組みが進められています。

しかし、各地区での取り組みでは、情報にも限りがあり、また一定の情報整理も困難な状況にありました。
そこで、地区ごとに活動を単独で行うよりは 県内一元化発信する事で情報を集約、多様なニーズに応えることが必要ではないかということで、一昨年より、「大和・町家バンクネットワーク」として、県内各地で、空き家の調査、情報収集をすすめてきました。

この度、町家バンクネットワークのホームページを立ち上げ、県内の空き町家の情報を共有することにより、より総合的に広く全国に発信したいと考えています。そして、この取り組みを機縁として、さらに各地区の結びつきを強め、地区だけでなく、不動産に関係する事業者とも交流を深め、効率的な情報発信をめざしたいと考えます。

また、同時に、空き家情報だけにとどまらず、それぞれの地域の特性や地域性をいかしたイベントなどの情報も発信することで、地域の活性化へも寄与することをめざします。